水素水って流行っていますよね。一方でただの水だっていう噂もあるし、私は遠いところから俯瞰しているだけだったのですが、たまたま機会がありまして、
水素化マグネシウム(MgH2)から水素を発生させるというタブレットで顔を洗うということができました。またMgH2が入った入浴剤も頂きました。
これはLu.naque ルナクエという、MgH2=水素化マグネシウムを使った仕組みの水素発生アイテムです。
金属マグネシウムに水素を吸蔵させた合金はMgH2は水分と反応して水素を発生するのですが、これを利用しています。
同じく水素を発生させるもので、非常に危険と言われる素材がNaBH4(水素化ホウ素ナトリウム)ですが、今日ご紹介するものは、もちろんこのNaBH4は使用せず、化粧品素材として登録のあるMgH2を使用して水素を発生させています。
どのようなアイテムかご紹介しますね。また怪しい・・と思う方が多い水素についても、一消費者として調べてみたまとめも書いてみました。
だって、水素なんて、目に見えないじゃないですか。
これが有用なものであると私には思えないのです。
でも調べてみたら結構面白かったですよ。以下で読んでみてくださいね。
疑り深い私が使ってみた水素水マグネシウム
バスタイムや朝の洗顔で使用できるように、このセットにはアドリア海の海面がついています。
この海面水に浸していないとガッチガチなんですが、ひとたび水に浸すと柔らかな状態になり肌に優しいです。
タブレット状の水素水マグネシウムがあるので、海面の中にそれをパックごと入れます。私は間違ってパックから出して、タブレットそのものを海面にいれてしまいました(笑)
入れた状態、海面の穴に入れます。
ぬるま湯に浸してしっとりさせます。心なしか何か香りがしますが、これは水素水の香りでしょうかそれとも海面でしょうか。
耳を当てると音がします・・・というので、半信半疑耳を当てたらホントに音がしました!
まじめに出てるみたい水素。水にも浸してみると、細かな泡が出てきましたよ。
とりあえず、水素は発生しているようですね。
顔をくるくる水で浸した海面でなでてみましたが、洗顔後の肌は油分が取れすぎた感がありカサカサに(笑)洗っている間はとても気持ちが良かったですよ。
こういったことを毎日するとどのようなことが考えられるのでしょうか。
一般的に考えられる水素と体の関係、水素のお風呂は?
水素の分子はとても小さいため、またイオン化することもないそうなので、生体膜を自在に通過するそうです。
逆に二酸化炭素はイオン化するそうで、体内に取り込まれたときに胃などの生体膜を通過できないそうです。
コーラなどをがぶ飲みしたからと言って、血中に二酸化炭素があふれ出すことは、ないですが正しい水素水の場合は体内に吸収されるとか。
この辺の知識は水素の研究をしている大田成男教授の説明で知りました。
また、温泉、水素風呂に入った時に体内へ水素が吸収されるのか?という誰もが抱く疑問についても、調べてみましたら、独自の見解を温泉のHPで知ることができました。
水素がある風呂に入った時に、体から水素が吸収されるのか、という実験を水素が豊富に含まれる温泉である 白馬八方温泉や俵山温泉などのHPに書いてあった記事を参考にすると、呼気の水素濃度に変化が見られたそうです。白馬八方温泉にはグラフなども使って、実験結果が記してあるので興味深いですよ。
水素は体で発生した活性酵素を除去できる・・・と言われていますので、こういった温泉で湯治することは、なにがしかの効果をもたらすような気がします。
Snow monkeys in hot spring Japan / Chi Tranter
温泉で湯治するということの意味は、体を温めるという点も大きいと思うので両方の意味でよいのでしょうね。体温が上がると免疫力が高くなるし。
では、水素水のインチキと言われるアイテムについて考えてみたいと思います。
水素水商品でインチキと言われるわけ
水素水は、とても小さな分子で殆どのものを通り抜けてしまうということは書きましたが、そういったものを商品化することは・・・難しいですよね。
先にご紹介した、太田成男教授の話によると、以下のようなアイテムは水素としての効能はないそうです。
(1) ペットボトルの商品で水素がちゃんと入っている商品はいままでありません。
(2) フタをあけても、水素が抜けないというのは、水素ではありません。
(3) 沸騰させても水素が抜けないというのは、インチキです。
(4) サンゴカルシウムや牡蠣カルシウムに水素を吸蔵させたと称しているもので、ちゃんと水素を発生したものはありません。
(5) シリカ(二酸化ケイ素)には、水素を吸蔵させる事はできません。
(6) 入浴剤で、窒化ホウ素いりと書かれたものがありますが、窒化ホウ素では水素は発生しません。
(7) 化粧品成分として登録されているものは、MgH2(水素化マグネシウム)だけです。
特に注意が必要なのは、有害成分NaBH4(水素化ホウ素ナトリウム)を使って水素を発生させている商品だとか。
私が今回使用したタブレットはMgH2(水素化マグネシウム)です。
ちなみに一緒に頂いた、入浴剤の中身は、硫酸NA、炭酸水素NA、塩化NA、MgH2(水素化マグネシウム)、シリカ
となっていました。硫酸NA、炭酸水素NA、塩化NAは、どの入浴剤でも大体入っている原料で、肝心なのはMgH2(水素化マグネシウム)が入っていることです。
この1タブレットで4日間水素が持続するそうです。
主にお風呂での簡易パックとして気軽に使えそうです。もちろん入浴剤であれば家族全体で水素を楽しめるのではないでしょうか?
水素関連商品を使ってみるときの心構えまとめ
水素関連商品は、色々ありますが効能よりもその『あり方』が一番問題なのかなぁと。その性質上、水素があるという状態で利用することが難しいものだと思うのです。
また、過大な期待をするのではなく気軽にストレス解消ぐらいの気持ちで利用すれば、プラシーボ効果的なものがありそうです(すみません水素を信じてないわけではないですが、私のスタンスはこれです)
関わろうと思ってはいなかった水素関連商品について、今回レビューの機会を頂いたので改めていろいろと水素業界のことを知ることもできました。
今後、アンチエイジングもそうですが、何より医療の現場で本当に水素が生かされる力があるものだと、はっきりするとそれによって助けられる人がいるのではないでしょうか?
本当に水素がそのようなものだとよいですね。
Lu.naque ルナクエさんより頂いた、水素パックをしばらく続けてみようと思います